いろんな無線機器に使われているBluetooth(ブルートゥース)。
コードがなくても通信できる夢のような技術だけど、困ったことも多い。
電池
定期的な充電や電池交換が必要
当たり前だけど電源がいる。
充電や電池交換のことは忘れがち。
接続
ペアリング方法が難解な上、初心者にはハードル高い
ボタンの長押しだったり、固定パスキーだったり。
ちゃんと接続できているかどうかわかりにくい
赤や緑のLEDがピコピコ光っても意味がわからない
切断されてもわかりにくい(子機の電池切れ等)
無線スピーカーを使ってて、いつの間にか親機側で音が鳴っているなんてことも。
そもそも最初から親機側で音が鳴っているなんてことも。
スピーカーならまだ良くて、マイクだとさらに分かりにくい。
探索しても発見できないことがある
子機によっては発見できても名前が変なことも。
プロファイルとかよくわからない
今だに親機に対して何台の子機が接続できるのかよくわかってない。
PCに無線マウスと無線キーボードがつながる。これはOK。
PCに複数の無線イヤホンをつなげようとしてもダメ。
プロファイル次第?
音、通信、安定性
親機と子機の相性がある(最悪。)
接続できないとかは、嫌だけどわかりやすい方。
稀に切断されるとか、どうすればいいのか途方に暮れる。
通信距離が短い(そういう規格なんだけど。)
- Bluetoothは近距離通信に特化した技術
- 距離が離れれば離れるほど電波が弱まる
- クラス別の最大距離はあくまで最大距離。
Class1 最大100m
Class2 最大10m
Class3 最大1m
障害物に弱い
材質によって干渉度合いが違う。
干渉度合「低」:木材、ガラス
干渉度合「中」:水、大理石、レンガ
干渉度合「高」:土壁、コンクリート
干渉度合「非常に高い」:金属
カバーを付けると性能が落ちる
iPhoneはカバーの素材に注意
人間も障害物
人体(成人)の約60%は水。
節電関連で再生した音の最初が途切れる事がある
マイクで入力したときも最初が途切れる事がある。
親機や子機の設定で改善できることもある。
遅延が発生する
- ヘッドセットなどでは遅延のために若干音が遅れる。
- 用途によっては顕著に体感される。
- A2DPプロファイルでは、仕様上0.2秒程度の遅延が発生する。
音質が悪い
- 標準搭載のコーデック(SBC)では低品質
- 高品質コーデックにはapt-X、AAC、LDACなどがある
通信が途切れることがある(音飛びなど)
2.4GHz帯は本来、無線通信以外の業務に用いられるISMバンド(産業・科学・医療分野で汎用的に使うために割り当てられた周波数の帯域)
- 電子レンジ
あるある - Wi-Fi(2.4Ghz帯)、他のBluetooth機器
これもある。 - 電線、鉄道架線、発電所など、特定の外部電気設備
- 一部の衛星放送用アンテナに使われる同軸ケーブルやコネクタ
- コードレス電話、ワイヤレススピーカー、ワイヤレス(RF) ビデオトランスミッター、ワイヤレスデバイス
これらの機器で2.4 GHz帯を使うものがあるらしい。 - 一部の外部モニタおよびLCDディスプレイ
一部のディスプレイには、特に 2.4 GHz 帯で高調波を放出して干渉を引き起こすものがあるらしい。 - RFIDを利用した電子タグシステムの免許局・登録局
- 遮蔽能力が不十分なシールドケーブル
- アマチュア無線
参考
Wi-Fi や Bluetooth を使用した通信を妨げる要因 - Apple サポート
Bluetooth - Wikipedia