DonkeyCar(AIラジコンカー)でよく使われているゲームパッドF710をJetson Nanoで使ってみた。
使い方は付属のUSBドングルをUSBポートに指すだけ。Ubuntu(Linux全般でも同様?)だと標準的なUSBコントローラーとして認識される。
Bluetoothのようなペアリングや接続も不要。けど、ワイヤレス。
ビミョーな点もあるけど、USB接続でワイヤレスなのでとても便利。
確認環境
名称 | コメント |
---|---|
Jetson Nano | 古いA02モデル。メモリ4G |
ソフト | Jetbot公式(JetPack4.3ベース) |
ゲームパッド | F710 |
確認結果
確認するための準備
$ sudo apt install -y joystick
確認したときのコマンド
$ jstest /dev/input/js0
Axes
XBox互換モードでの動作
No. | 内容 |
---|---|
Axes 0 | 左アナログスティック(X) |
Axes 1 | 左アナログスティック(Y) |
Axes 2 | LT |
Axes 3 | 右アナログスティック(X) |
Axes 4 | 右アナログスティック(Y) |
Axes 5 | RT |
Axes 6 | 十字キー(X) |
Axes 7 | 十字キー(Y) |
値の範囲は左端や上端が -32767。右端や下端が 32767
LTやRTは 離した状態が-32767。押し込んだ状態が32767
ModeがONだと、左アナログスティックと十字キーの内容が入れ替わる
Buttons
XBox互換モードでの動作
No. | 内容 |
---|---|
0 | A |
1 | B |
2 | X |
3 | Y |
4 | LB |
5 | RB |
6 | BACK |
7 | START |
8 | Logicool |
9 | 左アナログスティック押し込み |
10 | 右アナログスティック押し込み |
省電力
一定時間が過ぎると、省電力モードになる。
STARTボタンで解除できるが、解除してもゲームパッドに変化がない。
バイブボタンを押してバイブ動作させることで解除済みであることが確認できる。
ビミョーな点
その1
買って届いたときにはパッドのラバー部分が凄くベトついてたけど、よくあることらしい。アルコールがついた布で擦るってなんとかベトつきが解消できた。
その2
DirectInputとXInputの2種類の方式に対応していて、スイッチで切り替えれる。
切り替えれるが、切り替えるたびにデバイスファイルも別名になってしまう。
/dev/input/js0 → /dev/input/js1 → /dev/input/js2